国を上回る独自基準 吉川市除染計画

国を上回る独自基準 吉川市除染計画


 除染について国が財政支援を行う「汚染状況重点調査地域」に指定されている吉川市は4日、放射性物質汚染対処特措法に基づく除染計画を発表した。除染を実施する平均空間放射線量の目安として、国の基準(高さ50センチまたは1メートルで毎時0・23マイクロシーベルト)より厳しい同0・19マイクロシーベルト(高さ50センチ)の基準を独自に設定。国の補助対象外となる施設については市が除染費用を一時的に負担し、東京電力に請求する方針だ。
 計画によると、区域単位で平均空間放射線量が毎時0・23マイクロシーベルト以上となった「指定街区」は市東南部にある三輪野江、加藤の2エリアで、市の面積の約10%に相当する。
 市は子どもが使用する学校や施設を中心に作業を行う方針で、民有地や農地は対象としていない。計画は年間追加被ばく量(自然・医療被ばく線量除く)を1ミリシーベルト以下にすることを目指している。
 昨年9~11月に行われた国の航空機モニタリングや市の測定に基づき、エリアや施設を決めた。計画では、指定街区以外の場所も含めた小中学校、保育園、公園、通学路の計36カ所で除染を行うことが盛り込まれた。国の財政支援対象となる毎時0・23マイクロシーベルト以上の施設は美南中央公園(0・23マイクロシーベルト)、青葉保育園(0・31マイクロシーベルト)など13カ所で、三郷寄りの市南部に集中。市独自の対象は残り23カ所で、全体の約6割を占める。
 除染対象36カ所のうち、三輪野江小、上組中組児童広場など18カ所は実施済み。計画期間は来年3月末までだが、市は夏ごろまでの終了を目指している。
 市は昨年11月、2011年度のスケジュールや毎時0・19マイクロシーベルト超の除染基準を定めた計画(1期)を策定。同12月に汚染状況重点調査地域に指定されたことから国と協議しながら計画を改定した。
 基準を国より厳しくしたことについて、市は「目標である年間追加被ばく量1ミリシーベルト以下を間違いなく達成できるように設定した」としている。
 県内で汚染状況重点調査地域の指定を受けているのは同市と三郷市の2自治体。三郷市は国と協議中で、近く計画を公表する予定だ。
埼玉新聞、2012年4月5日(木)
http://www.saitama-np.co.jp/news04/05/02.html

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック